コラム

創業期だからこそのトラブル事例
その他
掲載日:2026年09月10日 更新日:2026年09月10日 監修:株式会社アシロ少額短期保険
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トラブルの概要

創業期は、法務体制が整わないまま事業を進めてしまいがちです。ここでは、創業期の企業が陥りやすい7つの法務トラブルの事例をご紹介します。

01 売掛金が回収できない…

顧客や取引先へ請求書を送ったものの、いつまで経っても入金がなく、期日を守ってもらえません。電話やメールで催促しても相手が応じなくなり、音信不通になってしまうケースもあります。

問題が深刻化すると…

  • 回収不能な売掛金の増加、資金繰りの悪化
  • 高額な着手金・報酬金がネックとなる弁護士依頼の遅れ
  • 信用調査を怠ったことによる新規取引先とのトラブル
  • 契約書を交わさず口頭・メールのみで取引を進めるリスク

02 商標登録で他社とトラブルに…

サービス名や商品名を決めて事業を開始したものの、後になって他社から「商標権を侵害している」と警告書が届き、せっかく作ったブランド名やロゴが使えなくなってしまうケースがあります。

問題が深刻化すると…

  • 損害賠償請求や使用差し止め請求による多額のコスト
  • ブランドイメージの失墜と事業継続への支障
  • 商標調査を怠ったことによるネーミングの失敗
  • 「誰も使っていないだろう」という安易な判断のリスク

03 プライバシーポリシーのコピペ…

他社のウェブサイトからプライバシーポリシーをそのままコピーして自社サイトに掲載してしまい、自社の事業内容や個人情報の利用目的と合わず、法律に違反してしまうケースがあります。

問題が深刻化すると…

  • 監督官庁からの指導・命令による社会的信用の失墜
  • 情報漏洩事故発生時の責任追及の厳格化
  • 専門家に依頼せず無料情報だけで済ませるリスク
  • 自社の事業に合わせたカスタマイズ不足

04 業務委託契約の曖昧さが偽装請負に

人件費削減のためフリーランスや個人事業主と業務委託契約を締結したものの、実際には会社の指揮命令下で業務を行い、勤務時間や場所も指定するなど、実態が「雇用契約」に近い状態になってしまうケースがあります。

問題が深刻化すると…

  • 「実は労働者だった」との主張による未払い賃金・残業代請求
  • 労働基準監督署の調査による追徴金・罰金のリスク
  • 社会保険料負担回避を目的とした安易な業務委託利用
  • 偽装請負の危険性を認識しないまま契約を進めるリスク

05 秘密保持契約(NDA)の不備

新規事業のアイデアや顧客情報を外部の提携先や開発パートナーに開示する際、ひな形をそのまま使用したり、重要な条項が抜けているNDA(秘密保持契約)を締結してしまうケースがあります。

問題が深刻化すると…

  • 情報漏洩時の損害賠償請求のハードルの高さ
  • 顧客・パートナーからの信頼喪失と事業継続への致命的な影響
  • NDAを形式的なものと捉えたカスタマイズ不足
  • 無料テンプレートをそのまま使用するリスク

06 新規取引先とのトラブル

資金調達や業務提携を検討する際に相手企業の信用調査を怠り、悪意を持った企業と取引してしまい、契約内容を履行されなかったり、詐欺に遭ったりするケースがあります。

問題が深刻化すると…

  • 売掛金の回収不能による資金繰りの悪化
  • 悪質な取引先との関係による自社の信用問題
  • 相手企業の信頼性・実績確認不足
  • 信用調査にかかる費用や時間を惜しむリスク

07 SNSやブログでの不用意な発言…

自社サービスを宣伝するためSNSやブログで他社製品と比較して「〇〇社の商品よりも優れている」と発信したところ、相手企業から名誉毀損で訴えられてしまうケースがあります。

問題が深刻化すると…

  • 比較広告・誹謗中傷にあたる表現による訴訟リスク
  • 企業イメージの毀損と売上減少
  • 契約・取引打ち切りによる事業継続への致命的な影響
  • 従業員による不用意な発信の危険性の認識不足

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